~龍の脳~

格ゲーとスケートと鍼灸と

パッドえらび【PS4・PS5・Thrustmaster・ファイコマOCTA・Victrix PRO BFG】

 

 

 

これまで格ゲー(SFV)のために様々なデバイスを試しました。

SF6に向けてデバイスにつきまして再考中ですので、

それぞれの感想をここに書き留めたいと思います。

 

※自分が移動の際使用するのは、

アナログスティックではなく方向キーがメインになります。

 

 

では即本題。今回書くのは、

 

Dualshock 4 (PS4純正パッド)

■Thrustmaster

■Dualsense (PS5純正パッド)

■ファイティングコマンダー OCTA

■Victrix PRO BFG

 

の5種類になります。

 

 

 

 

 

 

 

Dualshock 4 (PS4純正パッド)

 

総合点・・・7/10

amazon最安値 ¥5,800(参考価格は¥6,578)

 

 

■メリット

 

 

・小ぶりなデザイン

 

重量はある程度あるのですがそれでも軽い方です。

手の小さい方や女性にはちょうどいいかもしれません。

またかさばりにくいので、複数台遠征に持ち歩けそうです。

 

 

・今は簡単に手に入る

 

また、2~3年ほど前は在庫が品薄になり(もう生産しないかも

みたいな噂もあった気がする)手に入りにくく、

1台¥8,000~9,000くらいがデフォみたいな時期もありましたが、

今はamazonにて¥6,000弱で手に入るようです。OYASUI~~~

 

自分はストVを始めてからは2年くらいはずっとPS4純正を使っていて、

SFC家庭版のストⅡをやっていた名残で移動は方向キー、

L1に大P、R1に大Kをセッティングしてました。

途中で格ゲーをやめずに楽しいまま続けられたのもこのパッドのおかげです。

また、PS4の他のゲームをそのままやるのにもストレスがなくよかったです。

 

 

■デメリット

 

 

・デザインが小ぶりすぎる

 

ただ、自分はこのパッドをよく落としてました。

表面がつるっつるなのとグリップ部分が細いこと、

パッドが小さく指の長さが余ってしまうことにも関係がありそうです。

 

自分は小さく細めのものを自然と指先でつかむタイプなので

(一昔前にスポーツ界で話題になったフォースタンス理論にも

こういうタイプの話がありました)、カラオケにいけばマイクは握らず

つまみますし、500mlペットボトルにもほぼ手のひらをつけたことが

ないです。なので自分の使い方が悪いだけかも。

 

 

・方向キーが壊れやすい

 

そして最大の欠点が新品の方向キーが硬いことと非常に壊れやすいこと

 

しかもまずいことに、正直なところ新品の状態より壊れる直前の

ラバーパッドが一番柔らかく入力しやすいです。

方向キーでも斜め入力が抜けづらく、余計な力が要らずに入力が可能。

牛乳は賞味期限ぎりぎりが一番うまい理論(自分は牛乳はいつでもうまいと思います)。

 

どういうことかと申しますと…

まず、方向キーの下面には入力信号を伝えるためのラバーパッドがあります。

実際に指で押す十字部品の下面に備わっているわけですが、経年使用により

そのラバーパッドが劣化します。

つまりラバーパッドは出荷時は新品で元気なので入力が固く、

使っているうちに劣化で柔らかくなって最終的に内部でラバーパッドが千切れ、

入力不可になってしまうということです。

 

ラバーパッドが故障しても購入から1年以内なら公式の補償が効くのでは?

という意見も聞きました。お悩みの方は電話してみてください。

 

自分は買い替えによりDualshock4が合計3台になりました。

ただ、最初に買ったPS4の付属のパッドは数年なんの故障もなかったのに、

格ゲーにどっぷりハマり始めてから故障が圧倒的に増えた(3ヶ月持つかどうか)

ので、格ゲーに方向キーを酷使するというのが特殊なのかもしれません。

ちなみに自分はキレてパッド投げたりしないし操作も静かです(と思ってます)。

「壊れやすい」という理由からパッドの買い替えを検討することになりました。

 

ちなみにPunk選手やinfexious先生もPS4純正パッドと聞きました。

infexious先生はもちろん常に数台在庫を確保してあるよとのことでした。

 

 

 

 

Thrustmaster eswap pro

 

総合点・・・5/10

amazon最安値 ¥19,800

 

 

■メリット

 

 

・方向キーのみ交換可能なモジュール(しかも取り外しが超容易)

 

PS4のパッドが大好きなのにすぐ壊れちゃうよ…しくしく」

「方向キーだけ壊れるなら、その部分だけ交換できればいいのに」

という発想から購入を決断しました。

 

 

・重いがゆえの安定感

 

今まで触ってきたパッドの中で最も重く、もはや鈍器というか兵器です。

また、PS4のパッドの際気になっていたグリップ部分にも、

取り外し可能なラバー加工がしてあり、手が滑りにくいです。

 

 

・自分好みにセッティング可能

 

背面ボタンが4つあることと、

アナログスティックの閾値が詳細に設定できるのも大きな特徴です。

また交換可能モジュールの配置も自分用にカスタマイズできます。

デザインもある程度種類があるため、オリジナルの見た目にこだわりたい人や、

他のゲーム用にカスタマイズしたい人にもおすすめ。

 

方向キーを押下した際の「カチカチッ」としたクリック音

好きな人にとっては気持ちがいいです(自分は好き)。

 

 

■デメリット

 

 

・方向キーが固く、まじで壊れやすかった

 

ここが一番大事なところだったのですが…。

なんとPS4のパッドの時よりも壊れるペースが速いです。

そもそも方向キーの入力がPS4以上に固く、斜めが非常に入りにくいです。

 

また壊れ方がまずいというか…

方向キーのモジュール部分のみの不具合(接触不良等)でも、

攻撃ボタン等のキー入力すべてが突然受け付けなくなります

(USB接続が切れた等の音もせず、急にキャラクターが棒立ちになる)。

大会中にも起きたのでパニックになりました(負けた)。

 

ただ、方向キーの壊れる理由がPS4と違いラバーパッドの不具合ではなく、

単なる接触不良のみであった場合、接点復活剤なるものを使うことで

メンテ可能な可能性はあります。大会時期でもあったためそこは検証してません。

自分は棒立ちの可能性に命を預けることはできないと思い

そっと身を引きました…。

 

 

・交換モジュールが普通に高価

 

交換用モジュールが当時¥3,000ぐらいと普通に高く(今は¥1,751)、

これならパッド本体買い替えてるのとさほど変わらなくないか?

と使用していた当時思ってしまいました。本体の価格も非常に高価ですし…。

 

 

・背面ボタンが押しにくい

 

後でVictrixのパッド等を触って気がついたのですが、

背面ボタンが非常に押しにくいです。

自然にパッドを握ると指先の位置に背面ボタンが来ず、感覚とのズレがあります。

方向キーに指を合わせると背面ボタンとの距離が遠くなるのが原因かも。

 

 

・さすがに重かった

 

またあまりにも重デカいため、自分には操作しにくかったです。

Dualshock4から乗り換えたときは運動量が多すぎて、

手に疲れを感じたこともあります。

2P側のCAの成功確率もぐっと落ちました

(その代わりCAの入力方法について考えるきっかけになった)。

 

 

・もしかしたらPS5に対応していないかも

 

未検証。

PS4には間違いなく接続可能なのでご安心を。

 

 

この記事をまとめていて気がついたのですが、

もしかしたら自分が使い方を間違えていたのかもしれません。

 

自分は方向キーを使用しているため

アナログスティックの入力閾値設定を活かすことができません。

方向キーは固いため力も必要ですし、そういう意味では

アナログスティックのほうが丈夫なのかも…。

 

また、接触不良などもメンテナンスに本気を出せば

もっと機能が維持される可能性があります。

 

また、大きなボディはアナログスティックに親指を沿えると、

握りが深くなり上面ボタンに指2本(示指、中指)がしっくりきます。

その状態なら背面ボタンも幾分押しやすいです。

 

このパッドで世界で結果を残している選手もいます。

悪いパッドであるはずがない。

 

 

 

Dualsense (PS5純正パッド)

総合点・・・9/10

amazon最安値 ¥7,620(参考価格は¥8,200)

 

 

■メリット

 

 

・ちゃんと手に入る

 

現状PS5が生産中なので、供給が非常に安定しています。

ちゃんと手に入る安心感!PS4の時は怖かった。

 

 

・機微な入力が可能

 

ボタンのタッチが柔らかく、斜めが入りにくいということがないです。

なんなら上下左右よりも斜め入力の方がしやすいぐらい(?)。

繊細な歩きガードが可能です。個人的最も大きなメリット。

 

そして攻撃ボタンの幅が広く押しやすい。同時押しもしやすいです。

本体サイズはわりと重デカい方なのですが、

Thrustmasterに比べると小さく、自分の手の大きさにはちょうどいいです。

 

 

・案外長持ち

 

全然壊れません

1年以上前の4月に2台買い一生格ゲーしてますが、2台とも元気です。

壊れやすいという噂を聞いていたのでずっと買い渋っていたのですが、

一度使い始めたら日に日にしっくりきてしまって今でも重宝しています。

 

 

■デメリット

 

 

PS4に接続ができない

 

PS4限定だったEVOJAPANの際、最後の2週間までかなり悩みました。

コンバーターを使用すれば使用可能なのですが、遅延が発生しそう

というイメージがあったからです。

 

自分はThrustmasterを持っていたので、パッドを付け替えて

トレモでヒット確認をし、コンバーターの遅延が本当に起こるか

検証することができました(無いと言えるレベルでよかった)。

 

 

・背面、上部ボタンに追加ボタンが欲しい

 

8ボタン構成なのが気になります。

これからのSF6競技シーンがどうなっていくか予想がつかない。

 

・スティック押し込み

・方向キー斜め上のミニボタン

が一応SF6でも設定できることを確認済みですが、

反応が必要なボタンをここに設定する前提では作られていない感があります…

このままだとザンギが使えないです(?)。

 

ちなみに、Dualsense edgeであれば

背面ボタンを追加で設置可能なようです(高い)。

今後選択肢に入ってくる可能性もありますね。

 

※あとTYPE-Cなので一応そこも。

ケーブルがなくてSwitchのproコンのケーブル使ってます

 

 

 

 

ファイティングコマンダー OCTA

 

総合点・・・9/10

amazon最安値 ¥6,345(参考価格は¥6,980)

 

 

■メリット

 

 

・圧倒的な軽さ

 

あまりにも軽いです。

誇張抜きで、OCTA2台でThrustmaster1台ぐらいに感じます。

ただ、軽いだけであってサイズは十分な大きさで、

Dualsenseよりも横幅縦幅が平たく大きいようなイメージです。

奥行きはそんなに。操作していて不快感がないです。

 

軽い理由はバイブレーション機能やジャイロ機能?がないからでは

という意見も聞きました。

 

 

・ボタンが大きく、ストロークが短い。トリガー式ボタンもない

 

まず、攻撃ボタンがシンプルに大きく押しやすいです。

押し間違えなさそうな安心感があります。

 

また、ボタンを押し込むストロークが短いです。

反応してから入力されるまでの時間が若干速い…

かはわかりませんが、無駄がない感があります。

 

そして他のパッドのL2、R2にあたる上面後ろのボタン。

DualshockもDualsenseもThrustmasterもVictrix proもトリガー式

(パカパカ動いて押し込み具合でアナログな入力ができるやつ)

でしたが、OCTAはシンプルなボタン式です。

格ゲーはボタンの引き絞り具合でダメージやエイムが変わるということもないので、シンプルなボタン式が助かります。

 

 

・正面6ボタン

 

ボタン数が多いです。

ボタン設定がいくつ必要かまだわからないSF6において、

設定できるボタン数が多いのは非常にメリットです。

 

 

・キー配置の設定、方向キーの入力閾値が細かく設定できる

 

また、L3入力が2つ同時に存在するため、

CPTルールに則るとどちらかを無効にしなければなりませんが、

その設定も容易です。

【解決済】CPTとHORIのOCTA|kiyotea

 

方向キーはよく見られる十字型のものではなく、

平たい皿状のものになっています。この方向キー入力の閾値

ある程度自分好みにカスタマイズできるのです。

例えば斜め入力が入りにくいな~と思ったら上下左右の入力閾値を下げ、

相対的に斜め入力が入りやすくなるように設定できるということです。

アナログスティックであればThrustmasterでも可能でしたが、

方向キーでできるのは新しいですね。

 

 

■デメリット

 

 

・方向キーの入力にクセがある。上下左右が入りにくい

 

単なる個体差の可能性もありますが、

上下左右の方向キーのストロークが浅めなため、

1379入力に入りやすく2468入力が多少入りづらいです。

 

ある意味SF6体験版の段階だと、体感ですが

しゃがみ昇竜はPS5のパッドなどに比べてやりやすいかもしれません。

ただ、SAが出づらいです。キーディスを見ると

2が抜けて1と3に入ってしまい、コマンドが完成していないことが多いです。

 

方向キーの入力閾値設定 + 自分の訓練でどうにかなるレベルなのか、

今後このパッドを使っていくか考えることになりそうです。

 

 

・クリック音がかなり目立つ

 

方向キーにはクリック音はないのですが、

正面6ボタンはかなりコチコチ音がします。

カチカチというよりコチコチ。

ストロークの短さも相まってかなり小気味よいのですが、

横対戦などを考えたときに良くも悪くも働きそうだなという印象があります。

 

 

・右スティックがない

 

SFVではトレモの右スティックで相手を操作することができたので、

移動したい画面位置に移動したり、相手を飛ばせたり入れ替えたり、

歩きの速度を比べるため一緒に歩いたりできましたが

そこの操作ができないのは多少不便だと思ったりしました。

多少。

 

 

・耐久性が未知数

 

まだ1ヶ月しか使っていません。

他のOCTAプレイヤーの中には「すぐ壊れて今10台目ぐらい

と仰っている方もおられました。今後に注目したいところ。

 

 

 

 

Victrix PRO BFG

 

総合点・・・8/10

 

 

■メリット

 

 

・手にすっぽりガチっとハマる形状

 

持って握るとッドの形状に自分の手が吸い寄せられるというか、

自分の手や指の位置がパッドに勝手に合わされるような感覚があります。

スピードスケートのオーダーメイドのカスタムブーツを履いたとき

のような感覚に似ています。気持ちよくて感動します。

 

 

・背面ボタンが最強に押しやすい

 

上記の通り手がすっぽりとハマった状態で、

ちょうど指先の位置に背面ボタンが来るようになっています。

背面ボタンを押したいときは少し指先を握り込むだけでよく、

非常に押しやすいです。

 

 

・正面6ボタンor4ボタンかを選べる

 

4ボタンか6ボタンかを部品の交換で選べるようになっています。

アナログや方向キーなどももちろん交換可能なのですが、

攻撃ボタンも用途に合わせてカスタム可能なのは可能性が広がります。

 

 

・方向キーの形も選べる。ボタン割当設定もできる。

 

まずデフォルトで方向キーが3種類ついてきて容易に交換可能です。

また、ボタン割り当てが詳細にできて、

背面ボタンにジャンプボタンなど斬新な設定ももちろん可能です。

 

前述の通りL2R2がいわゆるパカパカ式トリガーボタンなのですが、

そこの押し込み閾値も設定できるので、

反応が求められる格闘ゲームでもほんの少しの押し込みで

入力が可能なように設定できます。

 

 

・まだまだ底が知れない。伸びしろたっぷり

 

私は知人にパッドをお借りしてほんの少しの時間(3時間ぐらい)

触っただけですので、最適解をまだ引けていない感があります。

使用感や設定にまだまだ伸びしろを感じています

 

 

■デメリット

 

 

・わりと重め

 

多機能なパッドは重いものなのでしょう。

ファイコマOCTAが異常に軽いだけ。

 

 

・正面6ボタンの位置が少し指から遠め

 

正面6ボタンデバイスを装着した際、

一番内側のボタンまでかなり指を伸ばさないと届かないです。

しかも最も外側には「FIGHTPAD」の刻印があるだけなので、

「この刻印分、ボタンが外側にずれてたらよかったのに…!」

という気持ちになります。

 

ファイコマOCTAでもそうなのですが、

正面6ボタンはこれまでのパッドに慣れたプレイヤーからすると

すべてのボタンに指が届きにくい印象で、

結局押しやすいボタンは決まっているように思えます。

 

 

・手にフィットしすぎる

 

人によりけりでしょうが、自分は手にすっぽりフィットする感覚が

ある意味自由な手の動きが制限されているような感覚もありました。

慣れの可能性もかなりあります。

 

後述するトリガーボタンの暴発もさることながら、

本当の意味で操作しやすいパッドはもしかしたら

ある程度操作に遊びが必要なのかもしれません。

 

 

・トリガーボタンが暴発しやすい

 

もともと私がパッドをお借りした数時間の印象でしかないのですが、

入力速度を速くしたいので、上面トリガーボタンの閾値は浅く設定したい&

手がフィットしすぎてトリガーボタンに常にしっかりと指がかかっている

のが災いしてなかなか暴発が多かったです。

 

背面ボタンの操作も慣れていなかったので、

背面ボタンを押そうと指を握り込んだ際

トリガーボタンが少しだけ沈んでしまって

ドライブインパクトが漏れてしまった…ということが何度かありました。

 

 

・価格が高い

 

お試しで買うには自分には高価です。

試遊できればな~とも思ったのですが、

ボタン割り当ての幅の広さと交換可能パーツも多く、

試遊するには拡張性がありすぎますね。

迷うなら買え、ということでしょうか。

 

 

まとめ

 

Victorix proに関しては大抵のデメリットは

慣れ

ですべて解決しそう感もありますが、

 

現状自分の中ではDualsenseかファイコマOCTAの2択だと思っています。

 

ストリートファイターにおいて方向キーの入力精度は最重要

だと感じているので、その点に優れるDualsenseか。

 

方向キーに若干の不安は残りますが

正面6ボタンの伸びしろを感じるファイコマOCTAか。

ザンギを使うならパリィとインパクトボタンの他に

PPPボタンもほしいと思っているので

Dualsenseだとボタンが足りないな~とか。

ザンギを使うなら。

ザンギを使うなら。

 

いろいろ考え中です。

他にも良いパッドや設定がございましたらぜひ教えてください。